宝塚のリフォーム会社、匠工房。企画から設計・施工まで、お客様の生活とこだわりを考慮したリフォームをご提案。

ジャッキアップによる水平復元工事

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阪神大震災時の水平復元2

阪神大震災により、悲劇的なことに、多くの建物が沈下して傾いてしまいました。上の写真は、その沈下の寸法をレベル測量器にて測っているところです。

この住宅は、見た目よりもかなり沈下しているので、基礎下直接支持法(既存基礎の下に鋼管杭を圧入し、岩盤まで到達させてから、その杭の反力を利用して基礎下より建物をジャッキアップするという大掛かりな改修工事方法)によって改修工事を実施しました。

この工事によって、基礎は岩盤まで到達した鋼管杭の上に乗った形になるので、再度地震で沈下することはありません。また、その杭の強度を利用して、沈下してしまった建物を持ち上げるので、水平復元工事にもなる一石二鳥の工事となります。

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上の写真は、沈下している区画を一度に上げるために、多くの作業員が基礎の下に潜っているところです。

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写真は、基礎の下にジャッキを設置したところで、この大型ジャッキにより建物の水平は復元されます。写真は全体工程のほんの一部ですが、この工法により建物基礎は完全に補強されます。

このあとはコンクリートを注入して、しっかりと固めた後、埋め戻しをして完了となります。ジャッキアップ前に建物のあちこちに、すきまがたくさんあり、建具(サッシと木製建具)などは閉めても三角形の大きなすきまが出来ていました。しかし完了後には、ほとんどのすきまがなくなり、匠により微調整が行われてからは、完全な状態となりました。

床もビー玉が勢いよく転がるくらい傾斜していましたが、工事により完全な水平を取り戻すことに成功しました。